オール電化 手抜き工事の実態 【IHクッキング編】
さて。さて。大変長らくお待たせしました。
以下より、手抜き工事の実態レポートです。
以下は奥様との会話です。
「では、早速、調査させていただきますね」
「あのう。。その前にちょっと聞きたいことがあるんですけど」
はい。なんでしょう?」
単なる、私の気にしすぎなのかも知れないのですが・・・。」
「はいはい」
「このIHクッキングヒーター。ビリビリとくるんですよね・・・。」
「ん!!ビリビリ?」
「そうなんです。トッププレートにこぼれた水分を拭き取るときに、
ビリビリするのですが、車のドアを開ける時の静電気みたいな感じで、
IHクッキングヒーターって、こんなものなのでしょうか?」
「いあいあいあいあ!絶対そんなことはありえまへん。」
「やっぱり。」
「ちょっと、先にIHクッキングヒーターからみせてもらいますね」
と、既設IHクッキングヒーターを取り外して、200Vコンセントケースを
開けてびっくり!!!
ありえへん!!
アース線(指示棒)の取り付け箇所に、アース線が
見事にありまへん。
接地工事をしてないから、万が一感電事故が
おきたばあい、回避手段がとれず、最悪の場合、
使用者が死亡するケースもあります。
これはもう、不良工事うんぬんではなく、完全な犯罪工事 です。そら、ビリビリくるはずです。
これは接地工事についての知識の無い、お客様を欺く詐欺行為です。
「奥さん、よう、これで辛抱してましたね。一歩間違えたら、大変なことに
なってましたで。」
「うわぁ〜怖くなってきました。他もよーく見といていただけませんか?」
「もちろん!まかしといて下さい!」
そして、恐る恐る、ご自宅の外壁の方へと・・・。
なんじゃ、こりゃぁぁあああああ!(ジーパン刑事風に)
開いた口がふさがらんとは、このことです。
外壁の電線処理にもかかわらず、電線が
剥き出しです!
夏の熱い太陽の日差しや雨水などに晒されたら、
おそらく1年ももたないでしょう。
室内ならまだしも、私はこんな乱暴な施工をいままで見たことがありません。
恐ろしい事に、このような、ありえなーい!
施工はあろうことか分電盤の方にまで及んでいたのです。